
「そろそろ、終活始めようかな…。でも、何から始めればいいの?」
という方へ。今、あちらこちらで取り上げられている終活。
知らない人は、いないのでは?と言っても過言ではないくらいですよね?
ここでは、“終活とは何か?”、“押さえておきたい終活”を5項目に分けて、そのノウハウを解説していきましょう。
お好きなところからご覧ください。
終活とは…?
誰しもが迎える「人生の終わり」。
その人生の終わりを迎えるにあたっての、必要とされる準備を、自らが行うことを「終活」と言います。
何故、今、「終活」が、このようにクローズアップされるようになってきたのでしょうか。
日本は、皆さんもご存知のように、少子高齢化社会・核家族化・老夫婦だけの暮らし、などといった背景にあり、残される家族などが、困ることのないよう、「生前に、できることはしておく必要があるのではないか…」と、考えられるようになったのです。
終活とは、平成21年に、造られた造語なんです。
「人生の終わりに対する考え方が、時代の流れと共に変わってきた、具体化してきた」という事なのでしょう。
では、終活には、どんな利点があるのでしょうか。
それは、“自分の思いが、家族へしっかりと伝えられるという事。”
他には、これからのやりたいことが見つけられたり、忘れていた事が、思い出せる、相続のトラブルがなくなる、などが挙げられます。
終活を行うことで、前向きな生活が送れると言われています。
確かにそうかもしれません。
人生の大事な締めくくり、最期まで自分らしくありたいのであれば、自らの手で行う終活は、必須です。
では、実際には、どのような事をすればいいのか、特に押さえておきたい5項目をご紹介していきましょう。
押さえておきたい5項目の終活とは…?
終活を始める前に、確認しておくべきことがあります。
それは、ご自身が置かれている環境についてです。
頼れる家族や親戚、或いは、友人がいるかということ。
それが把握できれば、ご自身がしておくべき終活が見えてくると思います。
ここでは、押さえておきたい終活の5項目を、ご紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
生前整理をする。
いわゆる、身辺整理の事です。
長い間、使用していない物や衣類、本など、処分していきましょう。
使用する物と使用していない物とが、入り交じった中で生活するよりも、気持ちがスッキリとします。
ずっと探していた物が見つかる、なんていう可能性もありますしね。
銀行口座は、どうですか?あまり利用しない口座があれば解約し、まとめましょう。
通帳、印鑑、生命保険などの証書、クレジットカード、その他の重要書類などは、確認しておくといいですね。
又、携帯の使用料金、公共料金といった、銀行口座からの自動引き落としの把握もしておきましょう。
介護・医療について。
もし、介護が必要になった時、自宅・施設のどちらを希望するのか、費用や手続きなどはどうするのか、はっきりさせておくといいですね。
医療では、延命治療・臓器提供について、明確にしておきましょう。
葬儀について。
どのようなお葬式を希望するのか、決めておきましょう。
家族や親戚、親しい友人のみ(家族葬)であるとか、自宅でとか、お仕事を長くされ、お付き合いの広い方であれば、一般葬など。
遺影も希望があれば、選んでおくといいですね。
相続について。
トラブルを防ぐ為にも、ご自身の考えをしっかりと伝えておくことが大事です。
遺言書を書かれるといいでしょう。
遺言書は法的書類になるので、無効にならないように書かなければいけません。
不安な方は、税理士さんか弁護士さんに相談されるといいです。
お墓について。
先祖代々のお墓・共同墓地・今、注目されている、樹木葬など、様々な方法があります。
じっくりと考えて決めておきましょう。
※樹木葬(じゅもくそう)とは、桜や草花などのもとに埋葬するお墓の事です。永代供養で、自然を愛する人達などの間で注目をされています。
5項目以外の終活とは…?
その他に挙げられる終活とは、「エンディングノート」でしょう。
これは、一言で言えば、「終活を総括したノート」です。
あらゆる終活の内容を記入することができます。
ですが、法的書類にはならないので、遺言書としては、代用できません。
お間違えのないように。
なかなか、何から始めれば…と思う方は、エンディングノートを参考にしながら、されてみてもいいかもしれません。
チェックノートのようにも使えますよね。
クレジットカードなどの暗証番号は、記入しないように、気をつけましょう。
その他で言えば、「スマートフォンやパソコンの内容整理」。
今は、殆どの方が所有されていますよね。
あまり使用していないサイトの会員の解約をしたり、又、パスワードは、分かるようにしておきましょう。
記録したものは、人目のつかない所に置かないよう、保管場所に気をつけて下さい。
エンディングノートにも、記入しないように。
以上が、終活の内容です。
ご自身の環境と照らし合わせながら、進めていってみて下さいね。
子どもに心配や負担をかけてしまわないためにも早めに準備する必要がありますね。
費用もそれなりに必要ですし、場所も重要!! 元気なうちに探して家族に迷惑をかけないようにしましょう。
まずは、近くに場所があるかをすぐチェックして、できれば下見も行えると良いですね。
こちらのサイトから全国のお墓を検索できるので、どこのお墓が良さそうか、口コミはどうかなどを確認しましょう!!
まとめ
「終活とは…? 項目別に解説。」について、お届けしてきました。
終活には、特に決まりなどはありません。
いつ始めてもいいですし、方法も自由です。
それぞれが、“何をしておけばいいのか?” “これだけは伝えておきたいこと”など、じっくり考えて行えばいいのです。
最期まで自分らしくあるために…。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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