
社会人は慢性的な疲労や生活習慣病に悩んでいる人も多いと思います。
仕事が忙しく疲れがとれない慢性疲労や健康診断で尿酸値を指摘されるなど、年齢を重ねると様々な症状が表れてきますよね。
今回はそんな悩みに対して効果があると、注目され始めているアンセリンについてご紹介していきたいと思います。
アンセリンとはいったい何なのか?またその効果についてお話をしていきます。
アンセリンって何?
現代人の悩みのひとつでもある疲労感や生活習慣病。
20代の頃は若くて健康であることが当たり前と思っていても、30歳を過ぎた頃から徐々に体の疲れや健康に対して自覚症状が見え始めます。
そんな疲れや生活習慣病予防として注目されているサプリメントがアンセリンです。
アンセリンは抗疲労効果としても有名ですが、尿酸値を下げる効果としても有名です。
アンセリンは、動物の筋肉に存在する成分で、人間の筋肉にも存在しています。
動物の中で特に多くアンセリンを含んでいるのは、鳥類、マグロ、カツオ、サケ、サメなどで、これらからアンセリンのサプリメントを作り出しています。
アンセリンは、今まで主に鶏肉を原料に作り出していましたが、鶏肉にはアンセリンと似た成分が多く、高濃度のアンセリンを作ることが難しかったようです。
しかし、最近の研究でマグロやカツオなどの赤みの魚からアンセリンを作り出すことで高濃度のアンセリンを作ることが可能になりました。
「私たちの体の中にも存在するならわざわざサプリメントとして取り入れなくても良いのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、アンセリンは年齢を重ねる度に徐々に低下していってしまうのが特徴です。
そのため、疲れが取れにくくなることや、痛風になったり、健康診断で血液の異常を指摘されるなどの症状が起こってきます。
アンセリンの効果とは?
アンセリンはアミノ酸の一種で、抗疲労効果や痛風の原因となる尿酸値を下げてくれる働きがあることは少しお話させて貰いました。
実際にどのような作用があるのか詳しく説明していきます。
アンセリンの効果は主に5つあります。
①抗疲労効果
アンセリンを体の中に取り入れることで疲れにくくなる効果があります。
②活性酸素除去
体の中にはストレスや体を動かすことで作られる物質の活性酸素があります。
この活性酸素が増えると体の様々な細胞を攻撃し始めます。
アンセリンには活性酸素を除去してくれる効果もあります。
③血圧降下作用
血圧が高くなることを予防してくれる働きがあります。
血圧が高くなると血管に負担がかかり、いずれ心臓や脳などの大きな血管にも影響を与えることになります。
血圧を下げ、血管や心臓・脳などの悪影響を予防してくれる効果が期待されます。
④抗炎症作用
体の中のあらゆる炎症反応をおさえてくれる効果があります。
⑤尿酸値降下作用
血液中の尿酸値を下げてくれる効果があります。
尿酸値が高くなると痛風を起こしやすくなる原因となります。
尿酸値が高いとなぜいけないの?
痛風という病気を一度は耳にしたことがありますよね。
この病気は男性に多い病気です。
読んで字のごとく「風が吹くだけでも痛みを感じてしまう病気」です。
主に症状が起こりやすいのは足で、関節が赤く腫れ、痛みを伴います。
少し動かしたり触れただけでも痛みが強く、歩くことや動かすことが困難になります。
痛風のメカニズム
血液中の尿酸値が高くなることで、関節に尿酸がたまり結晶化します。
関節に結晶がたまることで炎症反応が強くなり、痛みや腫れ、熱感などの症状が表れます。
病院を受診し、薬を飲むことで少しずつ症状は落ち着いてきます。
しかし、血液中の尿酸値を下げる治療をしない限り再発を繰り返します。
尿酸値が高くても痛風発作を起こすわけではないので、治療をしない人も多いのが現状です。
一番怖いのは症状がないからといって放置しておくことです。
たかが尿酸値と思うと思いますが、尿酸値が高くなることで多くの合併症を発症してしまうのです。
腎不全や尿路結石、動脈硬化、心筋梗塞、高血圧など、尿酸値が高いことでこれらの病気を引き起こしやすくなります。
アメリカの研究では尿酸値が高いことでメタボリックシンドロームの予備軍にもなりやすいという調査結果も出ています。
アンセリンを取ると尿酸値が下がる理由とは
アンセリンが尿酸値を下げる効果は2つです。
①尿酸の産生を抑制する作用
アンセリンをサプリメントとして取り入れることで、尿酸値をたくさん作ろうとする力をおさえることができます。
過剰に尿酸を作ろうとする働きが弱められるため、血液中の尿酸値が下がり安定させる効果が期待できます。
②尿酸を尿として外へ排出させようとする作用
尿酸値が高くなる原因としてプリン体という成分があります。
このプリン体が体の中で分解されると尿酸に変ります。
お酒を飲んだり、疲労がたまると代謝が上手く行かず、尿酸が体の外に排出されにくくなります。
アンセリンはこの代謝の力を助けることで尿酸を尿として外に出す手助けをしてくれるのです。
このようなメカニズムによってアンセリンは尿酸値を下げる効果が期待できるのです。
まとめ
今回はアンセリンについてご紹介してみました。
アンセリンとは私たちの体の中にも存在しますが、年齢とともに減少していく成分です。
サプリメントとして取り入れることで抗疲労効果、活性酸素除去、血圧降下作用、抗炎症作用、尿酸値降下作用の症状を改善する効果が期待できます。
特に今回注目した効果は尿酸値を下げる作用です。
尿酸値が高くなることで、痛風の他に腎不全や尿路結石、動脈硬化、心筋梗塞、高血圧、メタボリックシンドロームなどの予備軍にもなりやすくなってしまうのです。
アンセリンを取り入れることで、尿酸の産生抑制作用や尿酸排せつ促進作用により尿酸値を下げ、安定させる効果があります。
尿酸値が高くても自覚症状は少ないことが多いです。
症状がないうちから、健康を意識し気を付けることで病気を予防できるのです。
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