絞扼性イレウスという言葉は初めて耳にする方も多いと思います。
絞扼性(こうやくせい)と読みます。
まず、イレウスという言葉は一般的には腸閉塞(ちょうへいそく)と言われている症状です。
腸閉塞(ちょうへいそく)はが何らかの原因で腸のと途中が閉ざされてしまって、食べたものが肛門に向かって流れていかない症状で、その場所で止まってしまうため腸が膨れてしまい痛みが伴ってきます。
通常はその閉ざされた状態を開放してあげれれば症状は回復へと向かっていきます。
絞扼性イレウスとなると腸閉塞の原因が腸同士が癒着して癒着した場所が徐々に紐(ひも)で縛られた状態になり、閉ざされてしまうときや癒着でなく何らかのキッカケで腸が縛られた状態になりそこの部分の腸に血液が流れなくなり、腐ってしまう。
当然、消化された物質はその部分で腸の中を移動できなくなる症状になる。
この絞扼性イレウスの症状は、急に発症する。
また、腸が縛られることによる腹痛も激しい痛みです。
また症状が進むと嘔吐がみられるようになり、発熱や頻脈(ひんみゃく)などの全身症状を伴います。
発症時点からショック状態となることもあるようです。
お好きなところからご覧ください。
絞扼性イレウスの原因と症状のまとめ
【原因】
腸が何らかのキッカケで絞りこまれて腸の通路が遮断される。
【症状】
◆激しい腹痛
◆白血球の増加
◆嘔吐
◆発熱
◆頻脈(ひんみゃく) ・・・心拍数が増加している状態
◆X線検査・・・腸管ガス拡張像と鏡面像
◆超音波検査やCT検査・・・拡張した腸管、腸管壁の肥圧、腹水など
絞扼性イレウスでは、くさった腸が細菌の温床となり、そこから敗血症が起こり、放置すれば100%死亡するようです。
どうすれば助かるのか?
答えは、いかに早く発見して、手術ができるかによるらしい。
早めに絞扼性イレウスだと診断して、腸がくさってしまう前に手術することが重要だと言われています。
薬を飲んだり、投薬したり、点滴したりしている状態ではないということですね。
ネットでの絞扼性イレウスの症状では、医者が通常の便秘などと軽く考えて浣腸で処置を済ませたりして発見が遅れて死亡した事例もあるようです。
医師の経験にもよると思われますが、色んなことを疑って検査することが重要なんだと思われます。
このように絞扼性イレウスの原因にも色んな原因が絡んで発症するため、なかなか事前防止は難しいのかも知れませんね。
この絞扼性イレウスで死去したのがオダギリジョーさんと香椎由宇さんの次男(1歳)です。
4月14日に絞扼性イレウスと診断されて、手術も行われたようなので、通常であれば絞りこまれた状態から開放されて症状は回復に向かうはずですが、4月20に容態が急変したようです。
手術が上手くできていなかったのか、術後のケアがまずかったのか、別の病気を併発してしまったのかなど色々と疑ってしまいますが、1歳という幼い命が奪われてしまったという事実はホントに悲しいことです。
オダギリジョーさんと香椎由宇さんのショックは計り知れませんね。
なぜ、助けられなかったんだ!という気持ちが強いと思います。
これからも皆さんでオダギリジョーさんと香椎由宇さんを応援していきましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。