
米朝首脳会談が中止になりましたが、会談の再開があるのか、その可能性はどうなのかということが気になります。
ノーベル平和賞ものだとの噂もあるほどの世界的な会談であったので、再開の糸口を見つけて欲しいと強く願います。
各国の反応と米朝首脳会談の再開に向けた開催の可能性を見ていきたいと思います。
しばらくは、北朝鮮への変わらない制裁を加え続けて行くことで圧力を続け、追加の制裁もあり得るかもしれません。
さらに、武力行使も以前からちらつかせていたので、最悪の状態にならないことを全世界の人民が望んでいることを忘れないようにしていただきたい。
北朝鮮がメンツを保てて「非核化」ができる環境が解決の糸口ではないでしょうか。
両国とも首脳会談を行いたいとの思いは変わらないはずなので、両国の対決姿勢が強くならない対策が必要です。
これ以上の緊迫な状況にならないように中国や韓国、ロシアやヨーロッパ諸国の力が必要なのかもしれませんね。
まずは、北朝鮮の反応を見ていきましょう。
お好きなところからご覧ください。
米朝首脳会談の中止を受けての北朝鮮の反応
北朝鮮金桂官第1外務次官が25日の朝に談話した内容ですが、
「突然、一方的に会談の取り消しを発表したことは予想外で、大変遺憾」
「アメリカといつでも向かい合って問題を解決する用意がある」
という声明を発表しています。
金正恩氏の答えなのかどうかは不明ですが、北朝鮮としては中止は予想外だっということで、なぜアメリカを批判したのか、この時期に敵対心をむき出しにした声明を発表したのか非常に疑問に感じます。
これまでも金正恩氏は不思議なくらいに態度を一変してきているので、世界的に行動が信用されていないことは確かではないでしょうか。
特に、政治的な駆け引きが分からない一般市民はそう受け取っていると思います。
米朝首脳会談の再開は、北朝鮮の「完全な非核化」が約束されない限り難しい。
アメリカの北朝鮮への疑惑が拭い捨てられない限り、または完全に歩み寄りがない限りは会談の早期な再開は期待できそうもありません。
やはり、北朝鮮が2008年に核関連施設を爆破しましたが、その後も核実験を継続してきたことで、2017年には核保有国になってしまった。
今回爆破した核実験場の爆破も同じ道を歩む可能性は高いとの見解を捨てきれないのです。
この爆破が何を意味しているのかさっぱり理解できなく、爆破しただけで何が変わるのかが良くわかりません。
施設はすぐにでも国の力があれば作れるので、核施設の坑道爆破で「もう安全」なんて誰も思わないですよね。
核開発中止の保証はまったくと言っていいほどありませんから。
まだ、北朝鮮は核を廃棄しきれずに保有していることは明らかです。
米朝首脳会談に向けて、金正恩氏の笑顔など多くの譲歩の姿勢を見せてきていましたが、一方では北朝鮮の要求が受け入れられないと交渉決裂を繰り返してきているので、アメリカはその疑念を捨て切れないのです。
しかし、こんなに早くトランプ大統領が中止を決断するという想定ではなかった可能性も外相の言葉からは伺いしれます。
今後、金正恩氏の声明が発表される可能性もあるので、注目していきたいと思います。
韓国の反応と会談再開の可能性
韓国は、トランプ米大統領の米朝鮮首脳会談中止の表明に当惑しています。
先日、板門店での劇的な握手を交わした文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、5月22日にトランプ大統領と会談したばかり。
米朝首脳会談の開催に向けて話し合った直後にトランプ大統領の決断にかなりの衝撃を受けていると報道されています。
会談まで秒読みの時期に中止を発表されて、予測していなかった事態に驚いている模様です。
北朝鮮への書簡が送られた直後から、トランプ大統領の意向について確認作業を始めているということで、どこまで正確な情報を把握し、その意味合いを理解できるのか。
トランプ大統領もその思惑を各国へ伝えることを望みます。
韓国の大統領府である青瓦台が今後の対策を講じていく方針なので、再開の動きが活発になっていきそうです。
ロシアの反応と会談再開の可能性
ロシアのプーチン大統領は、落ち着いた反応です。
トランプ米大統領の米朝首脳会談の中止を聞いたプーチン大統領は、予想以上に客観視しているように思われます。
「残念に思う」
「対話が再開・継続され、会談が行われることを望んでいる」
各国の首脳がプーチン大統領と同じ考えなのかは不明ですが、
「朝鮮半島の緊張緩和に向けた重要な一歩となり、非核化プロセスの始まりとなると期待していた」と指摘。その上で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が核実験場の坑道の爆破など「事前に約束したことはすべて行っていた」
このような見解を示していてトランプ大統領の決定を暗に批判したとも言われています。
再開を望んでいるとは思われますが、大きな力がそれに貢献されることはなさそうです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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