
プロボクサーの服部力斗が勝利とともに号泣した。
服部力斗(20)はプロ3戦目のこの日、ソリミン・ソワノ(24=インドネシア)と対戦した。
結果は判定で3-0での判定勝ち。
服部力斗にとって今日の試合は特別な試合だったのです。
その理由は、弟の服部海斗さんの追悼興行だったのです。
追悼興行ということは、弟の服部海斗さんは今年2月に死去しました。
本来であれば海斗さんが今回の興行で試合をする予定だったと言われています。
死去した海斗さんに代わって兄である力斗さんが出場したと言うわけなんですね。
弟の服部海斗さんは17歳でこの世を去ってしまいました。
原因は、慢性骨髄性白血病。2015年2月24日でした。
同じプロボクサーであった弟の突然の死、兄の力斗さんは当然受け入れられなかったと思います。
しかし、力斗さんの不幸はこれだけではなかったんです。
お好きなところからご覧ください。
力斗さんを襲った不幸とは?
弟の海斗さんの慢性骨髄性白血病での死去もかなりショックな出来事。
しかし、さらに不幸な出来事が起こっていました。
それが、母の佳代さんも肝臓の病気でなくなっていたのです。
45歳でなくなったようで、亡くなった日が弟の海斗さんがなくなった7日後なんです。
こんな短期間で家族2人を亡くした悲しみは計り知れません。
そんな悲しみを乗り越えての勝利なので、勝利した瞬間に号泣したのです。
服部力斗の勝利インタビュー
「弟が亡くなって、すぐにこの試合に出ようって決めてから、1回も泣かんと練習を必死に頑張って、勝ってからみんなで泣こうと言ってました。僕、格好良かったですか?」
って絶叫していました。
力斗さんのリングシューズと、トランクスには「KAITO」の文字を縫い込んでいたようです。
「このシューズとトランクスは、海斗にプレゼントします。向こう(天国)ではいてくれると思うから」。
ずっとずっと泣くことを我慢してこの大会まで練習を必至にがんばってきたらしいのです。
号泣していいですよね。
私では耐え切れないかもしれません。
同じ海外デビューしたWBAアジアミニマム級王座
2014年12月に17歳23日でWBAアジアミニマム級王座を獲得し、この日が国内デビュー戦となった加納陸(17)は海斗さんと同じジムの同じ歳。
「海斗にもいい報告できるようにしっかり勝つのが目標だった」と、天国の親友の分も拳に込めて試合に臨みました。
相手は、ミニマム級6回戦でインドネシア国内8位のマリホット・フタジュル。
スピード、強打で圧倒し、3回にコーナーに追い詰め、左の強打を3連発打ち込み、3回1分30秒でKO勝利で飾った。
海斗さんとは16歳でともに海外デビューし世界王者を誓い合っていたようです。
弟と最愛の母を亡くした悲しみの中でトレーニングをして今日まで泣かないと決めて臨んだ試合。
これまでに我慢してきた思いが一気に飛び出してきたんだと思います。
号泣しても全くおかしくないよ・・・
きっと弟海斗さんも祝福してくれていると思います。
この2人には今後もがんばって欲しいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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