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saoriの小説「ふたご」が直木賞はなぜ?異例の候補に驚きの感想!

saoriの小説「ふたご」が直木賞はなぜ?異例の候補に驚きの感想!

SEKAI NO OWARIのSaoriさん(藤崎彩織)が初小説にして直木賞候補となりました。

処女作の小説は「ふたご」

音楽活動をしている傍らで書かれた作品が候補としてノミネートされるのは異例で、さらに処女作が直木賞候補になることも今では数少ないので、なぜsaoriの小説「ふたご」が直木賞候補に選ばれたのかなど疑問の声も多く出てきているようです。

そんななぜ?を少し探っていこうと思います。

直木賞の生い立ちやsaoriの小説「ふたご」のあらすじ、感想からそのなぜ?が少し明らかになっていくのでお楽しみに!

 

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直木賞ってどんな賞なの?

まずは、直木賞がどのような賞なのか?
何を基準に直木賞が決められるのかを簡単に理解しておきましょう。

簡単に言うと、
正式名は、直木三十五賞(なおきさんじゅうごしょう)

無名・新人及び中堅作家による大衆小説作品に与えられる文学賞になります。

これは、文藝春秋社創設者の菊池寛氏が友人であった直木三十五を記念して1935年に芥川龍之介賞(芥川賞)とともに創設し、以降年2回発表される文学賞として権威ある賞として広く知られて来ました。

小説家にとっては直木賞、芥川賞の候補になるだけでも凄いことになるのです。

芥川賞と直木賞の違い

ざっくりと芥川賞と直木賞の違いを説明すると、

芥川賞・・・新人の純文学作品に贈られる賞

直木賞・・・新人及び中堅作家による大衆小説に贈られる賞

こんな感じで区別されています。

芥川賞は新人だけに対して、直木賞は新人と中堅作家にまで広く選考されるので、なかなか新人で候補になることが少なくなってきています。

というのも元々は、当初直木賞も新人のみでの選考だったのが途中からなぜか中堅作家中心になってきた経緯があるのです。

ちなみに、受賞者には正賞として懐中時計と副賞として100万円が贈呈されます。
さらに、『オール讀物』に掲載されます。

一つ目のなぜ?

新人と中堅作家の大衆小説が選考の対象となっていて、新人での受賞が難しい中で、saoriさんの小説「ふたご」が候補に上がることが異例であること。

世の中の意見としては、もっと良い作品を書かれているベテランの作家がいるんじゃないの?

という声が多く聞こえて来そうな状況であると思われます。

 

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直木賞の選考基準に新人→中堅になったわけ

新人が候補に選ばれることが異例であることがわかりましたね。

では、直木賞の選考基準ってなぜ新人から中堅に移ってしまったのでしょうか。

それは、大衆小説という枠組みに秘密が隠されていました。

大衆文学を対象とする賞の性質上、受賞後作家として一本立ちするだけの筆力があるかどうかを選考委員が重視したためであり、背景には「大衆小説は作品を売ることで作家として生計を立ててゆく必要がある」という考え方があったものと推測される。また創設時にはまだ新進のジャンルであった大衆文学の分野における実質唯一の新人賞であった直木賞が、戦後多くの出版社によって後発の大衆文学の賞が創設されていく中にあって、当該分野の中でもっとも長い歴史と権威を持つ、大衆文学の進むべき方向を明らかにする重要な賞として位置づけられるようになったこととも関係がある。
引用:Wikipedia

背景にまで想像できないので、なぜ中堅?と思われる方も多かったのではないでしょうか。

二つ目のなぜ?

ここで、二つ目のなぜがでてきましたね。

背景にある「大衆小説は作品を売ることで作家として生計を立ててゆく必要がある」という考え方のところが引っかかります。

SEKAI NO OWARIのSaoriさんは音楽活動がメインで活動されていて、「大衆小説は作品を売ることで作家として生計を立ててゆく」という方ではありませんね。

そういう方がこの選考基準から外れているにもかかわらず、候補に選ばれていることが不思議です。

何か違う意図が匂って来ても仕方がないような気がしますね。。。

saoriの小説「ふたご」のあらすじ

ピアノだけが友達の中学生・夏子が、不良っぽく破天荒な性格の男子高校生・月島や彼の仲間たちと共同生活を送りながら、自らの居場所を見つけようとする姿を描いた内容となっています。

SEKAI NO OWARIのバンドメンバーにボーカルのFukaseがいますが、saoriはFukaseと「双子」だってことをよく言っているので、この小説の「ふたご」は、saoriとFukaseの実話だっていうことも言われています。

実際には、実話混じりの小説という見方が大半の感想のようですね。

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saoriの小説「ふたご」直木賞候補への感想

 

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最後までお読みいただきましてありがとうございます。

 

 

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