ブラックフライデー!!
何を意味している言葉なんだろうか?
ブラックなので、何か悪い日を指す単語のような印象を持つ方が多いのではないでしょうか。
なぜこの言葉が今取りだたされてきたのかはこれから説明しますが、日本で受け入れられるのかなど心配な部分もあるので、事例を交えて考えて見ましょう。
「ブラックフライデー」は日本語では「黒い金曜日」ということになりますね。
「13日の金曜日」のイメージがあまりにも強すぎて良い印象ではないです。
さらに最近では、ブラック企業なんかもよくニュースになっているので、世間では印象が悪い言葉の分類にないって来ると思います。
しかし、「ブラックフライデー」はとても良いことを想定された言葉なのです。
◆「ブラックフライデー」とは?
「ブラックフライデー」という言葉は日本で始まった言葉ではなく、発祥はアメリカ
アメリカでは11月の第4木曜日は感謝祭と呼ばれる祝日となっていますが、その翌日の金曜日を「ブラックフライデー」と呼んでいます。
日本で感謝祭と言われると、テレビ番組で良くある音楽の●●感謝祭なんていうのが浮かんできますが、アメリカの感謝祭は簡単に表現すると、生きていられることに感謝するという意味合いの祝日という表現でいいのではないでしょうか。
詳しくは、次のような説明となります。(Wikiより)
感謝祭の由来
感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリム・ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。ピルグリムがプリマスに到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、翌年、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族からトウモロコシなどの新大陸での作物の栽培知識の教授を得て生き延びられた。1621年の秋は、特に収穫が多かったので、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。イギリス人の入植者もワンパノアグ族も秋の収穫を祝う伝統を持っていて、この年のこの出来事は特に感謝祭と位置づけられてはいなかった。プリマス植民地で最初に祝われた1623年の感謝祭は食事会というよりもどちらかというと教会で礼拝を行って、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かった。
なぜ、この「ブラックフライデー」が重要かということですが、
アメリカでは、クリスマスセールの前哨戦として重要な日になっているということです。
1年間でこれ以上ないセールが開催されることで有名なんだそうです。
この「ブラックフライデー」から始まるセールの数日間で年間売り上げの2割~5割の売り上げを上げるお店もあるそうですよ。
そして、欲しいものがあってもこの「ブラックフライデー」まで購入をガマンして一気に購入する方が多いんだそうです。
なので、結論が遅くなりましたが「ブラックフライデー」は、
このセール期間中に売り上げが増加して、どの店も黒字になることから「ブラック」と付けられたということです。
すなわち、「黒字になる金曜日」ということですね。
みんながこの日を狙う理由が他にもあって、通常は絶対に値引きなどをしないブランドもこの期間だけは値下げをするというから、ここを狙ってみんなが購入する動きをするんです。
例えば、プラダやフェラガモも50%OFFなんてあるらしいですよ。
2016年は2016年11月25日(金)です。
期間は、金曜日から月曜日の4日間になります。
◆日本では受け入れられるのか?
では、アメリカでは感謝祭という祝日があるので、「ブラックフライデー」というセールが開催しやすくなっていますが、特に日本ではそのような大きな行事があるわけではないので、いつにするかも大きな問題ではないでしょうか。
クリスマスや年末商戦に向けての起爆剤にしようということなんですが、筆者の感覚では今までクリスマスや年末年始にお金を使っていたのが「ブラックフライデー」のセール期間にお金を使ってしまったら特に年末年始には財布の紐が緩まないのではないでしょうか。
結果的に全体の消費は同じぐらいなのではないかと予想されますよね。
特にアメリカ人はこのようなお祭りごとを凄く楽しむ方が多いので、「ブラックフライデー」もクリスマスも年末年始もすべて楽しむことができますが、日本人はどこかで財布の紐を固くすることが多いので、どれか一つのタイミングで大きく使うか、均等に使うかのどちらかなのではないでしょうか。
なので、1年感で同じぐらいの金額しか動かないような感じがしませんか?
今の段階では受け入れられる可能性は少ない感じがします。
◆日本で行うならいつ?
経団連が中心となって「ブラックフライデー」に日本導入が企画されていますが、日本ならいつがふさわしいかがこれからの課題となります。
経団連の提案は「2月か9月ではどうか」という候補ですね。
まずは2月を選択した理由
中国の春節(正月)に当たる2月だということと、日本では消費が落ち込む時期なんだそうです。
中国の春節(正月)を選んだのは、爆買をさらに爆発させる狙いがあるんでしょうか。
2月は消費が落ち込むということですが、年末年始やお年玉などでお金を使ってしまって生活が苦しくなる時期であることは間違いないですね。
そして9月を選択した理由
中国・国慶節に近い9月なんだそうです。
日本ではシルバーウィークの季節ですね。
どちらも中国を意識しているようですが、日本の消費を持ち上げるのが目的なのではないのでしょうか。
◆ 日本でもすでに始まっている?
日本では大々的な「ブラックフライデー」の導入には時間がかかりそうですが、実は単独で始めている、または2016年から始めようという動きがあるんです。
子供のおもちゃ販売ではシェアNo1になっている日本トイザらスは2014年から取り入れているようです。
トイザらスはクリスマスが命のようなものでしょうから、クリスマス前のこの時期はとても重要な位置ですね。
2014年から開催していますが、初年度は初日から完売賞品が出るほどの人気ぶりだったようです。
2015年が11月27日(金)~29日(日)の3日間なので、2016年は11月24日(金)~26日(日)が濃厚ですね。
昨年は最大86%などあるそうですよ。
こちらは、2015年のいち例
そして今年から取り入れるのが最大スーパーのイオン
2016年11月25日(金)~27日(日)からの3日間展開する予定
掃除機、ゲーム機のほか、4Kテレビなどが対象。
広報によると「本当に驚くようなものが、たくさんご用意させていただいておりますので、消費喚起になればというふうに期待をしております」
と言われているので期待したいですね。
貝印のブラックフライデー
貝印と言えばカミソリが思い浮かびますが、現在では料理関連や美容ケア関連の商品を販売しています。
昨年のサイトでどれだけの値引きをしているか確認してみてください。
全て完売!!
https://www.kai-group.com/store/special/blackfriday/
日本ではまだ数少ないですが、ネットでもチェックしていればお得な買い物ができる可能性がありますので、「ブラックフライデー」に敏感に過ごしましょう!!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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