
元関脇嘉風が秋場所5日目に引退を決意した件で、嘉風の口から本当の原因について説明があり、話題になっています。
大分県での合宿中にケガをしたことが原因であるとのことでしたが、実は相撲中や稽古中ではなくて佐伯市のPRのための撮影でキャニオニング中のケガであると会見で報告がありました。
嘉風の相撲人生を志半ばにして奪ってしまったケガの原因となったキャニオニングとはどのようなものなのでしょうか。
また、その場所や佐伯市からの公式コメントはあったのでしょうか。
嘉風の引退原因の報道内容
嘉風の引退の直接的な原因について会見さについてニュースでは次のように報道されています。
大相撲秋場所5日目に現役引退を発表した元関脇嘉風の中村親方(37=尾車)が16日、東京・墨田区のホテルで引退会見を行った。
引退のきっかけとなったケガは大分県での合宿中とされてきたが、本人が初めて説明した。
「6月に地元(大分県)佐伯市で、地元をPRする目的で、佐伯市が企画した、誘致された合宿の行程の中、あんまり言いたくはないのですが、土俵の上ではなくて、佐伯市内の渓谷でキャニオニングという渓流下り、市のPRの目的のもとで行っている最中に、右の膝をケガしてしまって、病院に運ばれました。(中略)。腓骨(ひこつ)神経まひと、足首にまひが残ってしまって、装具をつけなければ、歩行も難しいということで、非常に残念ですが、土俵に立つことが難しいと実感した。あきらめざるを得ない状況になりました」
日本相撲協会に提出した診断書は「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷、右膝後十字靱帯損傷、右膝後外側支持機構損傷、右腓骨(ひこつ)神経まひ」。この日の会見も、右足だけは雪駄(せった)でなく装具を履いて臨んだ。
現在のリハビリ中で、今後も手術を受ける可能性がある。今後の指導者生活について聞かれても「ゆくゆくは自分も部屋を持って、自分が育った尾車部屋のような弟子がめいっぱい力を出せるような部屋を持ちたいと思っていましたが、今はリハビリ中なので、なかなかそういう気持ちに今はなれない。ただ早く指導する立場に戻って、今はリハビリを続けたいと思います」と慎重に話した。
会見では「悔いはないか?」と聞かれると、こう話した。
「悔いしかないですね。はい。ただ、ケガをして引退を決断するまでの、数カ月の間に気持ちが整ったというか、いろいろな方に励まされたんですけど、やっぱり、悔いは残りますね。ただ、どういう形でも相撲をやめる時は悔いが残るんだろうな、力及ばずして番付が下がってやめるにしても、悔いが残る。自分の場合はこういう形で終わりましたけど、相撲は人生そのものだったので、大変残念に思います」
会見を終えると、家族から花束を渡され、会場を後にした。
当初は相撲の合宿中に稽古かなにかでケガをしたことが原因で相撲を取れなくなったという原因であると言うことで引退する事になったとの理由でしたが、今回、本人の口から真実が発表されました。
嘉風も不本意であったに違いありませんが、相撲でのケガではなく、キャニオニングというアウトドア体験中のケガ出会ったということです。
最新はお相撲さんの暴力の話題が多かったので、もしかして?と思われた方もいらっしゃったのではないかと思いますが、正真正銘の本人の不注意によるケガのようです。
しかし、本人の不注意と言っても佐伯市の企画でPRを行うために協力していたときのケガ。
キャニオニングとはどのようなものなのか。
どこでどのようにケガをしたのか?
佐伯市はなぜ本当のことを報告しなかったのか?
嘉風が会見した後に正式コメントはだされたのかなど
確認していきたいと思います。
キャニオニングとは?どのようにケガをしたのか?
まずは、キャニオニングがどのようなものかご覧ください。
アウトドアでも結構激しめの体を使ったアクティビティになってます。
子供や若い方なら楽しめるキャニオニングですが、年齢が高いとちょっとキツめなスポーツですね。
渓谷を下ったり、滝壺に飛び込んだり、滝すべりを楽しんだりするので、夏には涼しくて体も動かせて最高なアクティビティ。
これをお相撲さんがやると意外と危険になるのかもしれません。
高いところから落ちたり、降りたりすることが多いので、体重の重いお相撲さんが急激に自分の体重を足で受け止めるとすごい衝撃を受け止めることになるのである意味危険!!
毎日、鍛えているお相撲さんではありますが、想像を超える衝撃があったのかもしれないですね。
膝を負傷したとのことなので、岩にぶつけたか、体重を支えきれないで膝に上下機が加わった可能性はありますね。
いずれにしても、キャニオニングをするにあたって、安全性をどこまで確認していたのかは疑問に残ります。
佐伯市の正式コメントはあったのか?
お相撲の嘉風が引退することになった原因が佐伯市でのけがだそうな(´・ω・`) https://t.co/oCCkEpFL4p
— けきょこ (@kekyoko) September 16, 2019
佐伯市がPRのために嘉風に協力を要請して嘉風もOKした手前、悪く発言もできないので、当初は本当の原因を発表しなかったんだろうと思います。
また、相撲以外のケガの場合に責任の所在が話題になるのを避けるためもあったのかもしれません。
ただ、本当の原因がわかったので、佐伯市としても正式な引退に対する見解を示す必要があるのではないかという意見も多いようです。
しかし、佐伯市のホームページ上に9/16 17時現在で掲載されているのは見つけられませんでした。
休みということもあるのかもしれませんが、明日の動向は注目ですね。
嘉風の引退原因についてのみんなの反応
嘉風引退の本当の原因について知ったみんなの反応はというと、
●嘉風関の引退理由が悲しすぎる
土俵で散りたかったんだろうなぁ…
佐伯市のためとはいえ…
ただ、友風関という後継者が出来たからなぁ…
●佐伯市はどう説明するんでしょうかね?
ふざけた企画立てるな。力士を何だと思ってる。嘉風が許しても俺は許さない。
●嘉風の引退につながるケガの原因が、佐伯市PRイベントで市が危険な遊びを準備してたことにあるのなら、もうずっと雇うとかしてあげてほしい。
●稽古中ではなく、記事中のとおり「佐伯市のPR中」に怪我したなら佐伯市も何かしらの責任あるのでは?嘉風に対する佐伯市長のコメントが何か他人事に感じるのは私だけ?
●嘉風、佐伯市PRの渓流下りで怪我…。
足首に麻痺が残って装具をつけなければ歩行も困難…
これはつらい…。
そしてPR企画に携わった方たちも、すごくつらいだろうな…(自分を責めているのではと想像…)
●ニュースで聞いて驚いてしまいました。
嘉風も尾車部屋も佐伯市、後援会にしたって「良かれと思った」ことがこんなことになるだなんて。
関係者が責められなきゃいいけど。
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