7月4日午前3時頃、マーシャル諸島付近で台風11号が発生。
9号、10号が連続して発生していたが、続けて11号も発生した。
台風9号が6月に発生することが44年ぶりとのことだったので、かなり早いペースで台風が発生していることがわかる。
進路が気になるところだが、現在は、9号がゆっくりのスピードでほとんど進んでいない状態なので、台風11号が台風9号に追いつくのではないかという状態だ。
また、米軍の最新情報も参考にしながら台風の進路に注意しよう。
また、台風が複数発生すると「藤原効果」といわれる台風同士が迷走を始めたりする場合があるため、十分な情報収集が必要になってくる。
2015年7月5日、 台風第11号は、5日15時にはマーシャル諸島にあって西へ進んでいる。
中心気圧が985hPaで最大風速は35m/s。
気象庁からの台風情報も発表されているが、精度が高いと言われている米軍の予報を確認したいと思う。
米軍が発表する予報はアメリカ・ハワイ の米軍合同台風警報センター(JTWC)が発表する台風情報。
米軍が自国の軍人を守るために自ら予想している情報になる。
併せて気象庁からの付加情報を参考に今後の進路予測に役立ててもらいたい。
台風で被害に会わないためには事前の情報収集と準備が大切。
情報はまめに収集して自分だけではなく、家族や親戚、周りの関係者に伝えるようにしよう。
それでは、7/4(土)発表の米軍の進路予想です。
台風9号
中心気圧 990hPa
最大瞬間風速 35m/s
台風10号
中心気圧 990hPa
最大瞬間風速 35m/s
台風11号
中心気圧 985hPa
最大瞬間風速 35m/s
台風9号が日本に近づくのは来週の見込みですが、進路には十分に気をつけて予報を確認しよう。
また海辺でもかなりの高波になる予想ですので十分に気をつけること。
梅雨前線の影響で台風が来なくても激しい雨に見舞われている
昨年も台風より遠く離れた地域で大雨の被害がでていたのは記憶に新しいと思いますので最大限の注意をしなければならない。
避難勧告がでたら即座に避難することが大切だ。
気象庁発表の天気図も併せて参考にしてください。
台風9号、10号、11号
台風9号
台風10号
台風11号
藤原効果とは
2つの熱帯低気圧が接近した場合、それらが干渉して通常とは異なる進路をとる現象のことである。1921年に当時の中央気象台所長だった藤原咲平が、このような相互作用の存在を提唱したためこの名がある
藤原の効果は6つに分類されている。
相寄り型
弱い方の熱帯低気圧が接近しながら急激に衰弱し、強い方の熱帯低気圧に取り込まれてしまう。
指向型
片方の熱帯低気圧だけが干渉を受けて、もう片方の熱帯低気圧の回りを運動するように見える。
追従型
片方の熱帯低気圧がまず移動し、その後ろをもう片方の熱帯低気圧が追いかけていく。
時間待ち型
東側の熱帯低気圧がまず北上し、その熱帯低気圧が去った後に西側の熱帯低気圧が北上しはじめる。
同行型
2つの熱帯低気圧が並行して移動する。
離反型
東側の熱帯低気圧が加速して北東へ移動し、西側の熱帯低気圧が減速しながら西へ移動する。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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