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TPPとは簡単にわかりやすく何が問題かを解説

TPPが再び話題になってきたので、TPPについて簡単にわかりやすく解説を行いたいと思います。

また、何が問題なのかをお伝えしたいと思います。

TPPとは何かがわかり、問題が理解できるようになりますので、最後までお付き合いください。

 

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TPPの現在の問題を簡単に

TPPは2016年2月に日本を含む12ケ国でそれまで6年半に渡って続けられていたTPP交渉の調印が行われました。

しかし、トランプ大統領の就任によってTPPの協定を結ぶことが非常に厳しい状況になってきました。

なぜ、厳しいかということですが、それはトランプ大統領が「TPPからの脱退」を主張しているためなんです。

長年に渡って多くの国が交渉し、目前に迫っていた協定がここに来て危うくなってきたということが大きな問題となってます。

TPPとは簡単にわかりやすく解説

TPPとは、日本語で「環太平洋パートナーシップ協定」と呼ばれています。

この日本語の通りの意味合いで、太平洋を囲む国々の間で結ばれる協定のことを指しています。

どのような協定なのかということですが、簡単に言うと「自国の商品を他国で販売する時に税金がかからないようにしましょう」という決まりごとを約束しようというものです。

太平洋を囲む国々の12ケ国も知っておく必要がありますが、このTPPはアメリカが提案したものではないことを知識として持っていてくださいね。

何か大きな協定とかになると何かとアメリカがメインで動いていると勘違いしやすいので、TPP参加国について少し解説しておきます。

 

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TPP参加国について

TPPははじめから12ケ国が参加していたわけではありません。
徐々に参加したいという国が増えていって、12ケ国になっているということ。

その12ケ国を参加順に紹介します。

2006年 シンガポール、ブルネイ、ニュージーランド、チリの4ケ国で発足

2010年 アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシア

2012年 メキシコ、カナダ

2013年 日本

2016年2月にこの12ケ国で調印が完了しています。

実際にこのTPPの効力を発効させるためには、次のような条件が必要になってます。

(1)「12ケ国の調印から2年以内に参加する12ケ国のすべてが国内での手続きを終えること。」
(2)「12ケ国のうちGDPが85%以上を占める少なくとも6ケ国が国内手続きを終えること。」

上記12ケ国で(2)の条件に当てはまるアメリカがいるわけですが、アメリカのトランプ大統領はTPP脱退が希望なので、TPP効力を発効するにはまだまだ時間かかりそうですね。

ところで、このTPPの協定を結ぶと何がメリットで何がデメリットなのかを知ることでTPPのことが理解できるので、お伝えしたいと思います。

 

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TPPのメリット・デメリット

TPPは先にお伝えしたように、「税金がかからないようにしましょう。」という約束ごとですが、この税金は関税とよばれるものです。

TPPでは加盟している国の間では関税をゼロにするということが最大のメリットとしていて、この関税が無いということになるとどうなるのかということですが、日本が他国へ日本製品を安く持ち込んで売ることができます。

今まで関税がついて高くなっていた日本製のものが、関税分が安くなれば購入者もお得感がでて多くの方が購入されることが予測されます。

すなわち、輸出する側から見ると大きなメリットが発生するわけですね。

逆にデメリットが何かというと、こちらは輸入する側になるのですが、裏を返せば他国の製品が安く入ってくるということ。

同じ性能の製品であれば、安いほうが売れるので、自国の製品が売れなくなる可能性が出てくるというデメリットが発生してしまいます。

なので、商品を購入する消費者は安くて良いものを手に入れることができるというメリットが発生することになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
TPPとはについて簡単にわかりやすく解説をしてきました。

まとめると、輸入する側から見ると安く仕入れることができて、安く購入することができる。
輸出する側から見ると、安く輸出することができるので、安く販売ができるようになって競争力が増す可能性があります。

逆に、海外から安いものが入ってくると自国のものが売れなくなる可能性も出てきています。

このように一長一短があるので、どの品目をTPPの対象にするのかが大きな問題になってくるということになりますね。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

 

 

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