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エンディングノートの書き方は遺言とは違う!終活を始めるメリットとは?

エンディングノートの書き方と遺言書の書き方の違い

エンディングノートの書き方とは、ご自身の意思を伝えることが出来なくなった際
“思いを伝える”ことができる大切な役割を果たすノートです。
一方、遺言書の書き方とは、主として財産を死後に一定の方に受け取ってもらうことを目的として行うものです。

ここで重要になるのが、エンディングノートの書き方は生前から書き留めることができるということ。ご自身の望む介護内容・余命宣告・葬儀・供養等の内容を書き込むことにより、ご自身が生前・病中・亡くなられた後も様々な用途で、ご家族が活用できエンディングノートの力を存分に発揮できます。

しかし、遺言書の書き方の場合生前に作成しますが 効力を発揮するのは死後ということです。
また、エンディングノートを書くことで必要な時に ご家族によって使用ができますが
遺言書を書いても、ご家族の判断では安易に開封するなどの行為ができないなどの決まりがあります。

エンディングノートの書き方はご自身のペースでご自身の書きたい内容を自由に書き込めますが、遺言の書き方は弁護士など法律のプロへ依頼をして頂き記載内容のルールをもとに書き込まなければなりません。

※エンディングノートの書き方はこちらで詳しく説明していますので確認してください。
[エンディングノートの書き方はこちらで詳しく説明しているので確認してくださいね。でリンクを貼る。]エンディングノート書き方・(指摘分).docx[エンディングノートの書き方が理解でしたら、遺言書の書き方を確認していきましょう。

という流れで自然と遺言書の説明に入るといいですね。]

ではエンディングノートの書き方が理解できましたら、次に遺言書の書き方を確認してみましょう。

遺言書の争いを防ぐため一般的な書き方の種類として
公証人に作成してもらう方式(公正証書遺言)
ご自身が書く方式(自筆証書遺言)
ご自身が書き 封をして公証人に証明してもらう方式(秘密証書遺言)

上記に限り有効としています。

エンディングノートの書き方と遺言書の書き方の違い
項目 エンディングノート 遺言書
法的効力 なし 死後に効力を発揮
書式の決まり 自由 方式に従わないと無効
内容 自由 法律上決まっている
死後の手続きには? 使えない 使える

※実は遺言書へのメッセージを遺すことも可能です。
遺言書には付言事項として、思いやメッセージを伝えられます。

遺言書やエンディングノートは定期的に書き換えてください。
作成してから年数を重ねることもありますので、作成日からの
状況が変わってしまうなど確認をオススメします。

 

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遺言書の書き方の種類

自筆証書遺言

1.最初から最後までご自身が記入する。(代筆・パソコン・ワープロ無効)
2.日付を記載する。
3.署名捺印をする。

また自筆証明遺言は家庭裁判所の検認が必要です。
被相続人・その両親が生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本、ご兄弟の戸籍謄本と附票を揃えて提出しなければなりません。

自筆証書遺言は一つの不備があっても無効になってしまいます。

公正証書遺言

弁護士や司法書士などの法律のプロへ依頼するのがベストです。
不動産関係の遺産があっても名義変更手続きをスムーズに行えます。
また原本は公証役場で保管されており改ざんや破棄の心配もありません。
たとえご自身が出向けなくても公証人が遺言作成者の元へ来て作成できます。

しかし、デメリットとしては費用が発生します。

秘密証書遺言

1.代筆・パソコン・ワープロでも大丈夫です。
2.署名に関しては、ご自身の自筆が必要です。
3.秘密証書が完成できたら公証人の立ち合いのもと公証人役場に持ち込み保管を依頼して終了になります。
この際、遺言書の封印も公証人役場が行います。

しかし秘密証書遺言には二人以上の証人が必要になります。(公証人の他に)
証人は遺言書を公証役場へ持ち込む際には証人も同行し本人確認が出来るものを提出します。

また秘密証書遺言も家庭裁判所の検認が必要になりますので、戸籍謄本などの書類を用意してください。(自筆証書遺言と同様)

遺言書の開封時には家庭裁判所で相続人立ち合いのもと開封されます。

このように遺言書の書き方には一般的に上記の三種類が普及しています。
なかでも自筆証書遺言が多いようですが、不備が許されないことや財産が多い場合には多少の費用が発生してしまっても確実に遺言を実施させる意味でも公正証書遺言がオススメです。

重要になるのは、正しい書き方で遺言を作成し相続人に迷惑をかけないで実施できるということです。

このようにエンディングノートの書き方と遺言の書き方[ここもエンディングノートの書き方と遺言の書き方にすればいいですね
]の違いを比較してみますと、かなりの差があります。
気軽に作成できるエンディングノートに対し遺言は凄く難しいイメージになりますが、後々を考えますとエンディングノートだけでは効力が弱い時もあるかもしれません。
エンディングノートに力を付け足す意味でも遺言は必要ではないでしょうか・・・

 

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なおかつ 終活です。

終活を始めるメリットとは?

終活に興味はあるけれど何から始めればいいか分からないという人は、まずエンディングノートから始めてみてください。

エンディングノートが注目を集める理由の一つに従来「万が一の時、どうしてほしいか?」ということは家族が一緒に生活をすることで自然と伝わっていましたが・・・
現代では少子化や核家族化の様々な事情により家族間の繫がりやコミュニケーションが薄れてきたことからでしょう。
ご自身の要望・希望等をご家族が認識できないまま最期を迎えてしまうこともあります。
エンディングノートの書き方は一見 項目も多く記入するのが大変そうですが、簡単な質問に順番に答えていくと一冊のノートが完成するという仕組みになっています。

またエンディングノートに記入していくことにより終活の内容も具体的にイメージができるようになり、お墓や葬儀の内容などを調べ葬儀会社のセミナーなどに出席することにより具体的な行動に結びつきます。

そもそも終活(しゅうかつ)とは、人生の終わりの為に行う活動という意味で、ご自身が遺されたご家族の為に少しでも負担を軽減できるよう・・
少しでも何か出来るようにと行動をすることにより、ご家族への想いや愛情を再確認しながら人生の終わりの準備をする。

もしエンディングノートを作成するのであれば、もう一歩踏み入れ終活をする
これこそが、最期にできる愛情のカタチではないでしょうか・・・

 

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エンディングノートと遺言の違いは?のまとめ

エンディングノートはご自身の生きた証を文字として一冊のノートにまとめます。そして、例えばご自身が病や不慮の事故・認知症等でご家族との意思疎通を図ることが困難になってしまった際に エンディングノートは役割を果たします。
また ご自身が亡くなられてからも葬儀や供養等の希望を添えて記載されたエンディングノートが活躍します。

一方、遺言は財産に関わる事柄が記載されているため開封するにも法の下で行うことになります。
遺言を引き金に争いが生じてしまうこともあります。
残念なことにご自身が生前でしたら争い事も未然に防げても・・遺言が効果を発揮するのは亡くなられてから・・・。

ご自身の亡き後に、そのような争いを防ぐ為にも大切な事柄はエンディングノートに しっかり記載してください。
そして、財産等の事柄は公証人を介し遺言に記載してください。

できることなら遺されたご家族の為に出来るだけ財産を残して去りたいと思う気持ちに反して、その財産が原因に争いが起きてしまったら悲しいことですよね。

これらを回避するためにもエンディングノートと遺言の書き方の違いを理解して頂き上手に使い分けて
ご自身の亡き後、遺されたご家族が幸せに過ごせるよう準備を始めてください。

終活を始めるメリットは?のまとめ

ご家族の負担を軽減するための終活・・・ご自身の人生の終わりを
よりよくするために、あらかじめ準備をすること。

何も出来ないまま最期の時を迎え、遺されたご家族へ悲しむ時間すら与えられないのでは残念でなりません。

ご自身の人生の終わりを描いたストーリーが、遺されたご家族の新たなストーリーへと繫がります。

エンディングノートはもちろんですが、終活もご自身の意思で動けるときではないと叶いません。

エンディングノートと遺言の違いは?終活をするメリットは?のまとめ

エンディングノートを書くことによりご自身の生きた証を遺し、また遺言を書くことにより財産を遺し 最期に終活をすることによりご家族への愛情を遺せたなら
去りゆく日も悪くは感じないで迎えられるでしょう。

エンディングノートへご自身の希望を記載し、遺言へ財産に関する内容を記載して頂く。

このエンディングノートの書き方と遺言の書き方の違いに注意し少しずつ始めてください。

記載する内容を分けて記載して頂くことで、よりご自身の望む結果に結びつくでしょう。

ご自身の人生のエンディングを考えるとともに、ご家族のために
元気に動ける間に出来るだけ準備をすすめる。

結果、エンディングノートも遺言も終活も
すべて遺されたご家族のメリットになり愛になります。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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